食のプロが教える熱中症対策テクPart2
体の中に水分を
保持しておくには
カリウムが
必須です。
水分と一緒に塩分を
取ると良いと
よく言いますよね。
それも正しいんです。
けれど、
人間が健康的に過ごすためには
塩分(ナトリウム)より
ダ・ン・ゼ・ン
カリウムがおすすめです。
なぜならば、
私たちは
カリウムの海で
生きているから。
これだけ聞いても
意味がわかりませんよね。
順番に説明しますね。
太古の昔、
私たちは
海(ナトリウムの海)から
陸上(カリウムの海)に
上がってきました。
海から離れ、
見渡す限り
カリウム(木の実、穀物、果物)だらけ
です。
ナトリウムも
カリウムも人間にとって
非常に重要なミネラルですが
取りすぎは、
どちらも体に良くありません。
特に、カリウムは
一気に血中濃度が上がると
心停止して死に至ります。
(青酸カリのカリは
カリウムのカリです。)
という、そんな
怖い一面もありますが
食品でとっている分には
全く問題ないので
安心して食べてくださいね。
なぜ、そんな簡単に
安心です。と言えるのかというと
私たち人間には
腎臓という
カリウム自動排泄装置を
身につけているからです。
必要な量のカリウムだけ
体内に残して、
余分なカリウムは
全部尿として排泄できます。
そして、
遠い海で取れる
ナトリウムは貴重なので
腎臓で、再吸収する
仕組みを持っているんです。
人の体って
うまく進化していますよね。
(ちなみに
海に住む魚たちに
高血圧が原因で
病気になった話は
聞いたことありませんよね
魚たちには
当然、塩分自動排泄装置が
備わっています。)
しかし、近年
物流が発達し
塩分をいくらでも
取れるようになりました。
特に、日本は
島国で海に囲まれているので
世界的にみても
塩分摂取量が多い国です。
日本人は全員
塩分摂取過剰
と言っても過言では
ありません。
カリウムも
ナトリウムも
体内に塩分を保持する
性質があります。
人間にとっては
できれば、カリウムを
増やしてあげたいですよね。
カリウムが体内に増えると
ナトリウムを排泄してくれますし
カリウムは
体内の水分量を
増やしてくれますので
熱中症対策になります。
ぜひ、この記事を読んだ
あなたはカリウムを
しっかりとってくださいね。
明日は、具体的に
カリウムは
どんな食材に含まれているのか?
どんな調理法が良いのか?を
解説していきますね。